花びら大回転とは？ピンサロやセクキャバの接客システムを徹底解説！

風俗業界の用語で「花びら大回転」というものがあります。

初めてピンサロに勤める女の子や、花びら大回転に関係のない風俗の業種で働いている女の子は知らない人が多いですが、花びら大回転は1つの接客システムです。

せっかく風俗に行ったら時間目いっぱい楽しみたい！

そんなお客様の願いをくみ取るように始まったのが花びら大回転。

今回は、花びら大回転のシステムや接客の流れ、このシステムを採用しているお店で働くときの注意事項までのすべてを解説します。

花びら大回転とは？

花びら大回転とは、1回のプレイで複数人の風俗嬢に接客してもらうことを指します。

普通、お客様は3Pや視姦などを選択しない限り、1人の風俗嬢と遊ぶことになります。

その点、花びら大回転だと、1回のプレイで複数人の風俗嬢が入れ代わり立ち代わり接客するため、プレイ中に風俗嬢が入れ替わることになるのが特徴。

しかし同時に2人以上の風俗嬢と遊ぶことはできません。

花びら大回転の意味と語源

大回転は風俗嬢がかわるがわる回転して接客することを指しますが、花びらには2通りの意味があります。

昔から女性は「花」に例えられることが多く、特に風俗などで身を売っている女性は「花魁（おいらん）」や、遊女屋がある地域を「花街（かがい）」などと呼ばれました。

このことからもわかるように花びらの意味は、女性そのものを指すことがひとつ。

そしてもう1つは、女性器を意味します。

風俗で高齢の男性を接客すると、

「お姉ちゃんの花びら、キレイだね」
「お姉ちゃんはよく蜜があふれるいい花びらをしてるね」

と言われることがあります。

これは若いお客様からはほとんど聞きません。

高齢男性のユーモアとして受け取る風俗嬢が多いですが、女性器は「大陰唇」「小陰唇」「クリトリス」が特徴なのでその配置を花びらに例える男性が多いです。

実は花びら大回転は、もともとはピンサロでの行為ではありません。

もとはセクキャバやキャバクラ系で使われていました。

厳密に言うと「花びら」が「大回転」します。

セクキャバなどでソファに座っているお客様の膝の上を女の子が座って、トークやおさわりをして、隣のブースやお客様の膝の上に移動することを花びら大回転と言います。

セクキャバの営業形態がそのまま風俗でも定着しました。

花びら大回転ってどんなシステム？

花びら大回転は、先ほども紹介した通り、1人のお客様を複数人の女の子が接客するシステムです。

しかし細かなシステムはお店や地域によって少し違います。

女の子の人数は1コース2人～3人のことが多いです。

例えば、

など、お店によって準備しているコースは異なります。

時々4人がいいと受付で言うと、追加料金で対応してくれるお店もあります。

いずれにせよ、女の子が順番に接客し、連携してお客様を射精まで導きます。

プレイ内容は、それぞれの女の子がお客様を射精させる場合もあれば、最後に接客する女の子が射精をさせるなどの違いがありますが、内容はお客様の希望で変わります。

花びら大回転が行われている風俗店

実際に花びら大回転というものが行われているお店はある程度限られていて、次の2つが主流です。

ピンサロ

ピンサロはピンクサロンの略で、シャワーがなく、プレイ時間が短いこと、射精が目的であることが特徴です。

中には15分コースがあるお店もありますが、花びら大回転が適用されるコースは最短で30分。

30分を2人もしくは3人の女の子が入れ替わってのプレイになります。

プレイ時間が短いゆえに、接客がスタートするとすぐに洋服を脱いでのプレイが基本です。

セクキャバ

セクキャバはセクシーキャバクラの略です。

セクキャバは比較的新しい言葉なので、おっパブ（おっぱいパブ）と言ったほうが身近に感じる人もいるかもしれませんね。

お酒が提供されるところがポイントで、セクキャバで許されていることは以下の2点。

しかしセクキャバもピンキリで、中には手マンができるお店もあります。

席はお店にもよりますが、オープンタイプのお店と半個室のお店があり、完全個室のお店は法律上NGなので存在しません。

キャバクラなので、下半身のおさわりはNGです。

ピンサロとセクキャバの違い

ピンサロとセクキャバの大きな違いは2点。

ピンサロは利用時間が短いので、お酒の提供は基本的に行っていません。

射精することが目的なので、そういう意味では本当の花びら大回転ですね！

女の子とエッチなことをするためのお店がピンサロです。

セクキャバはあくまでもお酒を飲みながら女の子と楽しむお店なので、エッチな行為はキスや上半身ソフトタッチに限られていることがほとんどです。

もちろんお客様が下半身を露出することもなければ、射精もありません。

ヘルスやデリヘルでは花びら大回転はない

ヘルスはシャワーを浴びる時間が必要になるため、花びら大回転が行えないことが多く、ほぼすべてのお店でこのシステムは採用されていません。

ただし、例外として店舗型ヘルスの長時間コースのみ、花びら大回転に対応している風俗店があります。

また、デリヘルなどの出張型の風俗店は、お店の回転数の問題から対応していません。

花びら大回転の接客の流れ

それでは具体的に、花びら大回転の接客の流れを紹介しますね！

お店によってシステムは若干変わるので、これから勤めるお店や勤めたいお店のシステムに花びら大回転がある場合は、面接時にどんなシステムか聞くようにしましょう。

花びら大回転では自分の接客の番でしか、お客様と顔を合わせることはありません。

ここでは花びら大回転の中でも私がいちばん多く経験した、最も短い30分コース×風俗嬢3人での花びら大回転を紹介します。

お客様が3人の風俗嬢を指名する

お客様が花びら大回転を選択した場合、風俗嬢を3人選んで順番を受付に伝えます。

この「指名された順番」に従って風俗嬢は接客します。

フリーの場合は、お店が「接客する女の子と接客順」を決めます。

1番目の風俗嬢が接客する

最初に接客する風俗嬢はお客様とのプレイスタートのため、お客様の性器を洗ったり消毒する行為がメインになります。

10分しかないため5分程度で脱衣や消毒を済ませ、すぐにプレイに入ります。

2番目の風俗嬢が接客する

2番目の風俗嬢は射精に向けてプレイを盛り上げる役目があります。

とはいっても10分しかないので、お客様を責めたり受け身になったり、臨機応変に対応する必要があります。

3番目の風俗嬢が接客する

3番目の風俗嬢は「ヌキ」の役目。

女の子が入れ替わるわずかな時間でもお客様は気持ちが冷めてしまうので、できるだけ気持ちが冷めないように維持しながら射精へと導きます。

場内は「ラスト〇分」というコールが流れるので、それに合わせて射精させて帰りの支度をする必要があります。

楽しみ方はお客様次第

花びら大回転では、風俗嬢が複数人接客するからといって料金が高いわけではありません。

花びら大回転を選ぶお客様は、

など、いろいろな理由があります。

何回も射精したいお客様は特別珍しくはありません。

私は過去に、1人の風俗嬢に何度も射精を求めることは嫌がられそうで言いにくいから花びら大回転で入るというお客様に出会ったことがあります。

また、初めて行く風俗店はどんな女の子がいるかわからないから、初回や2回目のみ花びら大回転を利用するというお客様もいました。

楽しみ方はお客様次第ですが、風俗嬢はお客様に会ってからしかどんな楽しみ方をしたいのかわからないので、たとえ10分でも全力で接客して気に入ってもらえると指名につながる可能性がありますよ！

花びら大回転の給料はどうなるの？

花びら大回転について解説するうえで、絶対に外せないのがお給料のこと。

実は花びら大回転は、フリーで入ることも指名で入ることもできます。

お給料の計算方法はお店によって少し違いますが、基本的には3人で接客すればお給料は3分の1です。

お客様が支払った金額の50％程度がお店の取り分で、残りが風俗嬢の取り分になることが多いので、お客様が支払う金額を1万円として試しに計算してみました。

お客様が1人の風俗嬢と遊ぶと通常風俗嬢の取り分は5,000円ですが、花びら大回転の場合はさらに接客した人数で割ります。

仮に30分3人で接客していたら5,000円÷3で1人あたり（10分）1,666円のお給料になります。

しかもそこから雑費や所得税を引くお店もあるので、手取りはさらに少なくなります。

お客様が花びら大回転で指名した場合は指名バックが上乗せになり、指名した風俗嬢とフリーで入った風俗嬢が混在する場合は、指名された風俗嬢のみに指名バックがつきます。

10分で1,666円を安いと感じるかどうかは女の子次第です。

花びら大回転のお店で働くメリットとデメリット

花びら大回転をメインにしているピンサロもありますが、花びら大回転を導入しているお店は回転率もよくそこそこ稼ぐことができます。

ここでは花びら大回転を導入しているお店で働くメリットとデメリットを紹介します。

花びら大回転のメリット

身体に負担が少ない

1人30分接客する場合と1人10分接客する場合では、身体を酷使する風俗嬢にとって負担がかなり違ってきます。

ピンサロでは9割のお客様が風俗嬢の身体に触ったり責めを楽しんだりするので、その負担が3分の1になるのは嬉しいですね。

苦手なお客様は短時間で接客を終えられる

たとえ仕事でも、肌を合わせるお客様との相性が悪いと風俗嬢はとてもしんどい思いをします。

お客様に悪意はなくても、自分の苦手なプレイを要求するお客様は短時間でも苦痛です。

その点、花びら大回転は10分～、長くても20分で他の風俗嬢と交代することができるので、苦手なお客様と過ごす時間が少ないメリットがあります。

花びら大回転のデメリット

短時間での花びら大回転は慌ただしい

私の経験上、花びら大回転ではお客様は短時間を選ぶ傾向があります。

長くても45分程度なので、服の脱着やお客様の性器を洗ったり、風俗嬢が交代する時間を計算すると意外とプレイ時間は短いです。

お客様に慌ただしいと思わせてはいけませんが、時間配分を考えないと中途半端な接客になってしまいます。

どの部分を接客するかによって不公平が出る

先ほどの例で紹介した、30分を3人で接客するケースでは、2番目の女の子に身体的な負担がかかります。

お客様の指名であれば仕方ないことですが、中には（ピンサロは口内発射が基本ですが）口内発射が苦手な風俗嬢もいるでしょう。

花びら大回転だと、自分がどの部分を接客するかによって不公平を感じることがあります。

特にやたら責めるお客様や飲精など、お客様に癖がある場合は女の子が大変な思いをすることも。

フリーで入る場合も、ほかの指名客やほかの客足で接客順などを決めることが多いので、たまたま花びら大回転でヌキばかり当たるということもあります。

性病感染のリスクがある

お客様からの性病感染はもちろんですが、花びら大回転では風俗嬢が入れ替わってもお客様はわざわざ手を拭いたりしません。

前に接客した風俗嬢が性病を持っていた場合、洗わない手で手マンされたり、場合によってはクンニで性病に感染する可能性があります。

花びら大回転ではお客様だけでなく他の風俗嬢からの性病感染のリスクも気にする必要があります。

たくさんは稼げない

花びら大回転は身体の負担が少なくなる半面、お給料も少なくなります。

これを克服するには接客数を増やすしかありません。

花びら大回転に入ったり、花びら大回転にちょこちょこ指名されることでロングなどのまとまった接客ができないため、たくさん稼ぎたい人には不向きです。

出勤人数が少ない時間帯や曜日はシステムが稼働しない

花びら大回転は風俗嬢の頭数が必要です。

このようなときは花びら大回転がお店的に実施できないことがあります。

花びら大回転で稼ぎたい女の子の中には、「短時間でバイト感覚」で勤務する風俗嬢もいるため、システムが稼働しにくい時間帯はそもそも稼ぐことは困難です。

花びら大回転のお店で働くときの注意点

今や高級店や特殊なピンサロを除くと、ほとんどのピンサロで花びら大回転をやっています。

ピンサロは短時間で稼ぐことができる風俗ですが、花びら大回転をやっているピンサロは通常のピンサロよりも性病に対してさらに注意が必要です。

あえて性病を取り上げたのは、ピンサロはあらゆる風俗の中で性病の感染率がいちばん高いからです。

お客様からしたら短時間に気軽にヌけて、金額も比較的安いピンサロは身近な風俗です。

しかしピンサロはシャワーがありませんし、口内発射がスタンダード。

加えて客足が多いため、そもそもの性病感染率が高いのです。

性病に感染したお客様が花びら大回転で遊ぶと、一度に3人の風俗嬢に性病が感染する可能性があります。

性病は見た目でわからないことが多いので、普段から検査を受けるなど風俗嬢にもある程度のリテラシーが必要です。

まとめ

花びら大回転について詳しくわかっていただけたでしょうか？

花びら大回転はお客様にとっては夢のような時間です。

風俗嬢にとっても、花びら大回転のお店を好んで勤務する女の子がいるくらいなので、魅力は十分にあります。

花びら大回転の魅力は、数さえこなせばそこそこ稼げるところです。

ピンサロも風俗の中ではポピュラーで身近なので、リスクさえ理解しておけば楽しく働くことも可能。

よりたくさんのお客様と出会えて、トークや技術のスキルアップにもつながります。

花びら大回転のお店に勤務する際は参考にしてくださいね。